こんにちは。
小学校受験でおなじみの「受験対話」総合研究所の平野伸明です。
「受験対話」の教室は、早稲田大学から歩いて1分のところにあります。
生徒たちは、毎回、早大の大隈講堂の前を通り、教室にやってきます。
大学は、いつも活気があり、にぎやかです。
春には入学式、サークルの勧誘、野球部の優勝パレード、秋には、早稲田祭、そして卒業式など。
生徒たちは、早稲田大学生の1年間を見ながら、教室に通ってきます。
毎週、早稲田大学の学生を見ていると、お母さん方は、
「わが子を早稲田に入れたい」と思うらしく、3か月ほどすると、
「先生、うちの子、第一志望を早稲田実業に変えました!」という方が増えてきます。
お母さんの勉強する姿が子どもに与える影響
それは、それでよいのですが、そのうち、お母さん方の中から、
早稲田大学で勉強を始める方が出てくるのです。
「先生、娘をよろしくお願いします!」と、子どもを「受験対話」に預けて、
子どもが勉強している間に、お母さんも早稲田大学で勉強するのです。
早稲田大学には、エクステンションセンターが行っているオープンカレッジがあり、
お母さま方は、早稲田大学の教員の指導の下、スペイン語を勉強したり、
歌舞伎と日本文化について学んだり、中世の古文書の解読に挑戦したりします。
毎年、このようなお母さんがいらっしゃいます。
これは、お子さんの受験勉強にとっても、とてもよい影響があるのです。
どういうことかと言いますと、小学校受験の勉強を始めると、
どうしても、お母さんはお子さんにかかりっきりになる傾向があります。
お子さんしか見えなくなると、大人の感覚で、子どもを叱るようになります。
お母さん方が、よく口にするようになるのが、「どうしてこんな問題がわからないの、駄目ね!」です。
ふたこと目には、「駄目ね!」と言ってしまう。
思うようにならないイライラを、子どもたちにぶつけてしまうのです。
とうぜん、子どもたちの心は深く傷ついています。
ここに大きな問題が出てきます。それは、言われ続けていると、
毎度のことなので、子どもたちは、あまりこたえなくなってくるのです。
つまり、知らずしらず、言葉を聞き流すクセがついて、言葉に鈍感になっていくのです。
そのうち、先生の話も聞けない子になります。先生の話が聞けない子になったら、
有名私立小学校に合格できる可能性はなくなります。
だから、というわけではありませんが、お母さん、何か新しい勉強を始めてみませんか。
1日、15分間のNHKのラジオ講座でもいいのです。
たとえば、英語の勉強でも、始めてみるといろいろな苦労や楽しみが出てくるものです。
お母さんが、勉強の大変さや楽しさを常に感じていれば、
がんばって勉強しているお子さんへの接し方も変わりますし、
家庭教育の中で一番大切な、「親の背中を見せる」ことができます。
勉強をがんばってる、そして楽しんでいるお母さんの姿を、子どもたちの心に刻んでもらうことは、
小学校受験を成功させるためにも、とても大切なことになります。
お母さん、ぜひ考えてみてください!
● こちらもご覧ください
■ 小学校受験の「お受験じょうほう」
■ 幼児教室どっとこむ
■ 小学校受験の「お受験どっとこむ」
■ 幼稚園ねっと
■ 子育ての達人
■ 受験対話総合研究所
■ 読売新聞東京本社広告局・マイベストプロ東京
■ 就職アドバイザー平野伸明の「就職対策講座」