こんにちは。
小学校受験でおなじみの
受験対話総合研究所の平野伸明です。
今日は、早稲田大学の大隈講堂で、
大隈重信杯争奪
全日本学生英語弁論大会がありました。
![RIMG0199 早稲田大学・全日本学生英語弁論大会](http://ojuken-taisaku-blog.com/wp2024/wp-content/uploads/2009/11/RIMG01991-300x225.jpg)
私は、「受験対話」で、ことばの勉強をしている大学生や留学生たちと
一緒に参加してきました。
大会が始まり、しばらくすると、
壇上から一方的にしゃべるだけの大学生たちを見ていた、
英国から来ている留学生がボソッと、私の耳元で、
「たとえば、イギリスの選挙演説では、候補者がスピーチしたあと、
聴衆からの質問を受け、それをいかに、誠実に、かつユーモアと機知をもって
答えられるのかが、政治家としての能力判定の重要なカギになる。
壇上からの一方的なしゃべりだけでは、政治家としての合格点はもらえない。
これは、幼い頃からのイギリスの教育が…」と話し始めました。
すると、隣に座っていたフランスから来ている留学生が、
「フランスでは、小学校から、試験といえば、口述につぐ口述だから、
ことばのセンスのない子どもは、よりよい教育環境を勝ち得ることができない」と言い出し、
意味のある討論(話のピンポン)が大好きな「受験対話」の学生たちは盛り上がってきて、
大会を最後まで見たあと、場所を大隈講堂の横にあるカフェ125に移して、
各国の教育事情を話し合うことになりました。
「受験対話」流のおしゃべり!
突然ですが、 「放送」という言葉があります。
一方的に「放りっぱなし」「送りっぱなし」という意味もあります。
どうも、日本の教育には、「放送的」なものがあるのかもしれません。
これは、学校説明会でも感じますし、学校の授業でも感じます。
幼い頃から、長年、一方的なおしゃべりばかり聞かされていると、
おしゃべりのピンポン(卓球)が、苦手になるのです。
だから、大人になって、イベントを企画する時にも、
一方的な、「放送的」なものになってしまうのかもしれません。
同じ教育を受けてきた日本人同士では、なかなか、そこに気がつかない。
![RIMG0210 カフェ125](http://ojuken-taisaku-blog.com/wp2024/wp-content/uploads/2009/11/RIMG0210-300x225.jpg)
「ことば」とは何なのか?
「話す」とは、どういうことなのか?
日本の学生たちは、この点から、しっかり勉強しないといけないのかもしれません。
弁論大会後に、 カフェ125で、学生たちとお茶をしながら話し合った結論は、
「世界の知識人は、間違いなく、一方的なおしゃべりよりも、
ピンポン(卓球)のおしゃべりの方が好きだ。
だから、国際的に活躍することを夢見る日本の子どもたちは、
もっと『ことば』の本質について学ばなくてはならな」ということでした。
幼児から大学生までの、「ことば」の一貫教育を行っている受験対話総合研究所では、
これからも、子どもたちの「ことば」の教育についてのお話を発信していきます。
お子さまの「ことば」について、お悩みのあるお母さまは、
お気軽にご連絡をいただければと思います
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