こんにちは。
小学校受験でおなじみの
受験対話総合研究所の平野伸明です。
今日は、早稲田大学の大隈講堂で、
大隈重信杯争奪
全日本学生英語弁論大会がありました。
私は、「受験対話」で、ことばの勉強をしている大学生や留学生たちと
一緒に参加してきました。
大会が始まり、しばらくすると、
壇上から一方的にしゃべるだけの大学生たちを見ていた、
英国から来ている留学生がボソッと、私の耳元で、
「たとえば、イギリスの選挙演説では、候補者がスピーチしたあと、
聴衆からの質問を受け、それをいかに、誠実に、かつユーモアと機知をもって
答えられるのかが、政治家としての能力判定の重要なカギになる。
壇上からの一方的なしゃべりだけでは、政治家としての合格点はもらえない。
これは、幼い頃からのイギリスの教育が…」と話し始めました。
すると、隣に座っていたフランスから来ている留学生が、
「フランスでは、小学校から、試験といえば、口述につぐ口述だから、
ことばのセンスのない子どもは、よりよい教育環境を勝ち得ることができない」と言い出し、
意味のある討論(話のピンポン)が大好きな「受験対話」の学生たちは盛り上がってきて、
大会を最後まで見たあと、場所を大隈講堂の横にあるカフェ125に移して、
各国の教育事情を話し合うことになりました。
「受験対話」流のおしゃべり!
突然ですが、 「放送」という言葉があります。
一方的に「放りっぱなし」「送りっぱなし」という意味もあります。
どうも、日本の教育には、「放送的」なものがあるのかもしれません。
これは、学校説明会でも感じますし、学校の授業でも感じます。
幼い頃から、長年、一方的なおしゃべりばかり聞かされていると、
おしゃべりのピンポン(卓球)が、苦手になるのです。
だから、大人になって、イベントを企画する時にも、
一方的な、「放送的」なものになってしまうのかもしれません。
同じ教育を受けてきた日本人同士では、なかなか、そこに気がつかない。
「ことば」とは何なのか?
「話す」とは、どういうことなのか?
日本の学生たちは、この点から、しっかり勉強しないといけないのかもしれません。
弁論大会後に、 カフェ125で、学生たちとお茶をしながら話し合った結論は、
「世界の知識人は、間違いなく、一方的なおしゃべりよりも、
ピンポン(卓球)のおしゃべりの方が好きだ。
だから、国際的に活躍することを夢見る日本の子どもたちは、
もっと『ことば』の本質について学ばなくてはならな」ということでした。
幼児から大学生までの、「ことば」の一貫教育を行っている受験対話総合研究所では、
これからも、子どもたちの「ことば」の教育についてのお話を発信していきます。
お子さまの「ことば」について、お悩みのあるお母さまは、
お気軽にご連絡をいただければと思います
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