こんにちは。
小学校受験でおなじみの
受験対話総合研究所の平野伸明です。
今、受験対話総合研究所には、
夏休みに、短期留学をした高校生や大学生が、
「留学レポート」を書いて持ってきています。
このレポートを持参する時に、学生たちが、
留学先で知り合ったという友だちや、
学校の友だちで、同じように留学をしてきたという同級生を
つれてくることがあります。(友だちも留学レポートを書いて持ってきます)
●「受験対話」で勉強していない子どもたちについて知ることは、
私にとって大いに勉強になりますので、大歓迎しています。
多くの大学生の特徴とは
つれてこられた友だちについて、
具体的に、一人ひとりの話を、ここでは書けませんが、
全体的に以下のような傾向があることは確かです。
日本の自由主義体制には、数々の問題があるし、
日本人の国際競争力も向上しているとはいえません。
しかし、多くの若者たちは、高校生や大学生になっても、
こうしたことに問題意識も持たず、
現在の生活に満足しているような生き方をしている。
これが、つれてこられた彼らの話を聞いたり、
「留学レポート」を読むと、よくわかるのです。
しかしこれは、周りにいる大人が、
彼らを、このように育ててきたのですから、
子どもたちの責任とはいえない面もありますが…
それにしても、留学をした日本の学生の海外での評判は、
私の知る範囲でも、よくないです。
![004 日本フランス語教育学会](http://ojuken-taisaku-blog.com/wp2024/wp-content/uploads/2010/09/004-300x225.jpg)
そもそも留学体験は、
学生のそれまでの人生経験(知的見聞)を反芻します。
だから、日本の学生たちの、海外での評判を聞いたり、
彼らが書いた、「留学レポート」を読むと、
その学生のこれまでの人生が、透けて見えるのです。
どんな家庭で育ち、どのような「しつけ」を受けてきたのか。
また、とんな大人と出会い、何を学び、
何を身につけてきたのか、などなど。
だから、大学生と話をすれば、
また、「留学レポート」を読むと、
これから私たちが、
どのように子育て(教育)をしたらよいのかが見えてくるのです。
少なくとも、
世界の第一級の学生を相手にしても、
論理的な、かつユーモラスな対話のできる若者を
私たちは、育てなくてはいけませんよね。
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