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タグ: 英語教育

「これは何?」「どうして?」から始まる国際化

こんにちは。:razz:
小学校受験でおなじみの平野伸明です。
今日も、「受験対話」では、『母親塾』が開かれました。
今日の教材は、上智大学法学部国際関係法学科の問題です。

ところで、お母さま方は、小学生の英語教育について、どのような考えをお持ちでしょうか?
上智大学の入試問題で、高校生に問われたのは、
「小学校の英語必修化について考えなさい。ただし、真の国際化とは何か、ということも含めて」
ということでした。

受験対話」の母親塾では、勉強会のテーマが、「英語教育」や「フランス語教育」になると、
毎回、お母さま方の意見交換が活発になります:razz:
今回の問題には、大学の先生の意見が、資料しとしてあり、
国際教養大学の中島先生が、英語の必修化について、賛成。
立教大学鳥飼久美子先生は、英語の必修化について、反対。

これらの大学の先生方の意見も踏まえて、お母さま方の話し合いが、白熱しました。
今回、私が、気に入ったのは、同時通訳として活躍されていた、
鳥飼久美子先生の以下のことばです。

「『国際人』とは何か。
それは、『向こう三軒両隣』と言うように、お隣さんとの、おつきあいから始まる。
たとえば、小学校のある地域に住むブラジル人や中東からの人たちと接して、
言葉や文化の違い、世界の多様さを体験する。
そうしたことこそ大事なことで、英語は中学からでも十分できる」
という部分でした。
お母さま方は、どのようにお考えですか?

早稲田大学・グローバル・フェスタ2009

今日は、早稲田大学・国際コミュニティセンター主催の
ワセダ・グローバル・フェスタ2009」が、早稲田大学でありました。

ワセダ・グローバル・フェスタ2009
ワセダ・グローバル・フェスタ2009

これは、早稲田大学の学生と留学生たちの異文化理解と交流を促進するイベントです。
「受験対話」では、授業が終わった後に、子どもたちと一緒に、見学に行ってきました。
子どもたちは、留学生たちの民族衣装や踊りを見ながら、
「これは、なんですか?」:roll:
「あれって、なんですか?」:shock:
「どうして、どうして?」と、留学生に聞き、説明してもらっていました。
まず、子どもたちが、外国の人たちに、興味をもつことが、
真の国際化につながる、最初の一歩なのですね。:lol:

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英会話で「何を話す」のか

こんにちは。:razz:
小学校受験でおなじみの受験対話総合研究所の平野伸明です。

今日は、早稲田大学の学生のための「日本語教室」を行いました。
授業中に、家庭教育の参考になる場面がありましたので、
幼児のお母さま方に、ご紹介しますね。:razz:

外国人に質問されたら…

早稲田大学で学ぶ、アメリカから来た留学生が、早稲田大学の日本人学生に質問しました。
「馬場下にある穴八幡神社には、どんな神様が祭ってあるのですか?」
すると、国際教養学部の3年生の女の子が、
「どうして、私たちが、そんなことまで知っていなきゃいけないのよ!」と、
声を荒げて言ったのです。

私は、この反応にびっくりして、国際教養学部の学生に、
「なぜ、そんなに、イライラしているの?」
「今までに、この質問、留学生にされたことはなかったかな?」
と尋ねてみました。
すると、「聞かれたことがある」というのです。
でも、その時に、穴八幡神社の勉強をしなかったと言いました。
TOEICで880点をとった女子学生ですが、
英語の勉強をするって、どういうことなのか、根本的なことが、わかってなかったのです。:cry:

さて、さて、留学生は、なぜ、このような質問をするのかを考えてみましょう。
一つには、珍しいものだから、ということがあるでしょう。
正月とか祭りの日に、日本人がゾロゾロ集まって、何かやっている。:shock:
そうすると、あそこに何が祭ってあって、人々は何を祈っているのかとか、
また、晴れ着を着るのは、どうしてなのかとか、いろいろ疑問が出てくる。
はっきり目に見えるだけに、それが日本人の生活の中で、
どういう意味を持っているのか知りたくて、聞いてくるのです。
日本人の学生に、その疑問を解消してあげられるだけの知識がないと、
英語そのものが生かせないのです。

だから、少なくとも、外国人が疑問に思ったり、話題にしたくなるようなものについて、
やはり、ちゃんと勉強しておくべきなのです。
本格的な国際化時代が来るからこそ…。

幼児のお母さま方の中には、
「子どもには、英語がしゃべれるようになってほしい」
とおっしゃる方がおられます。
英語には、勉強方法がありますから、本当は、焦ること、心配することはないのです。
ただ、実際に外国人と話してみると、わかるのですが、
英語(言葉)そのものの理解だけでは、解決できないことが、たくさん出てくるのです。

これがわからないと、話ができない。
友だちになれないのです。
お子さんが、異なった社会に踏み込もうとするときのことを考えてください。
まず、人と接することになりますよね。
そのとき、まず、必要になるのは何でしょうか?
この点を考えて、「家庭教育」を実践されているお母さまは、とても少ないのです。

お母さま方も、一度、これから求められる「国際人」とは、
どのような人間なのかを、考えてみてはいかがでしょうか。:wink:
小学校受験の両親面接でも、
「小学生の英語の勉強の是非について」
お父さま、お母さまに意見を聞いてくることがあります。
さて、お母さまなら、どのように答えますか?:razz:

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