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カテゴリー: 親御さんへのアドバイス

お子さんの質問から逃げていませんか?

こんにちは。:razz:
小学校受験でおなじみの「受験対話総合研究所の平野伸明です。
オバマ大統領になってから、リンカーンの話をテレビでよく見るようになりましたね。

アメリカの笑い話

リンカーンといえば、ワシントンに、リンカーン記念館があります。
椅子に腰かけた等身大のリンカーンの像が、なにやら物思わしげですが、
アメリカに、こんな笑い話があるのです。

四つ五つになる子どもが、お母さんに聞きます。
「どうして、リンカーンは悲しそうな顔をしているの?」
すると、ママが答えます。
「死んだからでしょう」
これは、アメリカでは、もっとも普遍的な笑い話なのだそうです。
どのような意味なのか。

これは、親は、子どものどんな質問にも答えなくてはいけないという、
教育上の原則が込められている笑い話なのだそうです。
日本人には、笑えない、笑い話ですよね:roll:

「受験対話」では、

「受験対話」の教室にいると、都電荒川線の電車が発車するときの「チン、チン」という音が聞こえます。
暁星小学校に合格したショウ君の、年中さん時代の話なのですが、ショウ君が、お母さんに聞きました。
「ねえ、どうして、都電は、チン、チンていうの?」
都電が発車するたびに、「チン、チン」と発車の合図が聞こえるので、
ショウ君は、以前から気になって、し方なかったのです。
ショウ君のお母さんは、なんと答えたと思いますか。

「うーん、お母さんも、わからないわ。今日、帰るときに、都電の運転手さんに聞いてみましょうね」と
おっしゃいました。
ショウ君のお母さまの、この姿勢はとてもすばらしですね。

子どもの質問は、大人には答えられないことが、たくさんあります。
でも、ショウ君のお母さんは、今、答えられないからといって、
照れ隠しに、逃げたり、ごまかしたりしないで、
「一緒に調べてみましょうね」という姿勢だったのです。

ショウ君の質問に、一つ一つ付き合うことは、たいへんな作業になります。
しかし、ショウ君のお母さんのこの姿勢は、変わりませんでした。
ショウ君の「知的好奇心」を育てようとするお母さんの姿勢があったからこそ、
余裕で暁星小学校にも合格したのです。

子どもの質問から逃げない姿勢!

多くのお母さんは、子どもたちの質問に答えられなくて、
そんなこと、これ以上聞かないで、と押さえつけちゃうのです。
でも、これでは、子どもは納得しません。
し方ないので、子どもたちは、「へんなの」と言って、黙ってしまうのです。

子どもの質問に、明快な説明をすることは難しいでしょう。
そういうときは、「いいところに気がついたわね」と、まず、ほめてあげてから、
ゆっくり説明してあげてください。
もし、自信がなかったら、「一緒に調べてみましょう」と言って、
疑問が浮かんだときに、どのように調べたらよいのかを体験させます。
とにかく、うるさいわね、といった調子で、押さえ込もうとするのはいけません。

こういうことが重なると、子どもは、考えたこと、不思議に思ったことがあっても、親には言わなくなります。
親が知的関心を示さないと、せっかく、子どもたちが持った「問題意識」をつぶしてしまうのです。
このような話を、親子でどのくらいしているのかによって、
子どもの知的能力は伸びたり伸びなかったりするものなのです。

「暁星小学校・光塩女子学院」を目指すお母さんに!

「受験対話」では、特に、この両校を目指すお母さんには、
がんばって、子どもたちの質問に答えることをお薦めしています。

なぜ?

「受験対話」で、暁星小学校や光塩女子学院の合格を目指しているお母さま方は、
将来、お子さんを、東京医科歯科大学で学ばせたいとおっしゃる方が多いのです。

東京医科歯科大学
東京医科歯科大学

「なぜですか?」と尋ねると、きまって、
東京医科歯科大学出身のお医者さんや歯医者さんを紹介してくれるのです。
私は、風邪をひいたり、歯の治療の時に、お母さま方に紹介してもらった、
東京医科歯科大学出身の先生を訪ねます。

すると、なぜ、お母さま方が、東京医科歯科大学でお子さんを学ばせたいとおっしゃっているのかが、
よくかがわかるのです。(このお話は、またしますね):razz:

そして、この先生方のように、お子さんを育てたいのであれば、
まず、お子さんの質問に、どのように答えることが大事なのかを学ぶ必要がありますと、申しあげています。

暁星小学校や光塩女子学院に進むことが、
東京医科歯科大学に直接結びつくわけではありませんが、
親があこがれる人がいて、そのあこがれの人に、子どもたちを会わせ、
そのあこがれの人と同じ学校で子どもを学ばせたいという親心は、素敵な志望理由ではないでしょうか:razz:

東京医科歯科大学
東京医科歯科大学

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早稲田大学生の昼食風景!

こんにちは。:razz:
小学校受験でおなじみの「受験対話総合研究所の平野伸明です。

今日は、幼稚園がお休みだったユリちゃんの授業が、
いつもより早い時間で、午後1時スタートでした。
そのユリちゃんとユリちゃんのお母さんが、
東西線の早稲田駅から「受験対話」まで歩いてきたとき、
ちょうど、早稲田大学の昼休みとぶつかり、大勢の早大生が、昼食を食べるために、
大学の周りをウロウロする時間帯にぶつかったそうなのです。

ここからは、ユリちゃんのお母さんが教えてくれた話です。
「大学の横の『大隈通り商店街』では、学生たちにお弁当を販売している店がたくさんあったのですが、
一番長く行列ができていたのが、「全品300円」という弁当屋さんだった。
ユリちゃんのお母さんは、ビックリしてました。

「先生、全品300円ですよ!それが、いろいろな種類のお弁当があって、
とんかつ弁当でしょ、からあげ弁当でしょ、焼肉弁当もあるんですよ。
ただ、お弁当の中身を見ることができるサンプルがあったので、のぞいてみたら、
野菜は、キャベツが、ちょこっとだけ入っているだけで、あとはお肉がいっぱい!
若い人たちには、人気があるのでしょうが、毎日、食べていたら、栄養のバランスが偏ってしまいますよね!
早大生のお母さま方は、子どもたちが、どんな昼食を食べているか、ご存知なのかしら…」

「私は、大学時代は、母がお弁当を作ってくれていたし、私も、たまには、作っていたし…。
今日、学生さんたちが食べる、お弁当の中身を知って、やはり、健康を考えたら、
娘には、大学に入っても、絶対に、手作りのお弁当を持たせたいと思いました」と、
ユリちゃんのお母さんはおっしゃってました。
このような話をきっかけに、その後、お茶をしながら、ユリちゃんのお母さんとおしゃべりをしました。

早大の学生生活調査報告書

まず、2008年度版・早稲田大学の学生生活調査報告書を見ながら、
早稲田大学生たちの「食」と「健康」についての考え方を調べてみました。

この報告書の「食生活」というページには、早稲田大学生の「食」と「健康」についてのアンケート結果がまとめられていて、

これによると、食生活については、
男子学生は、44.8%が、「価格重視」
女子学生は、33.6%が「メニュー重視」、「栄養バランス重視」が30.2%
となっていました。(そういえば、ユリちゃんのお母さんが撮ってきてくれた写真を見ると、
お弁当屋さんに並んでいる学生は、男子が多いですね:lol: )

また、健康に不安を抱えている学生ほど、食生活が不規則になっているというアンケート結果もありました。

早稲田大学教授の研究結果でも…

次に、早稲田大学人間科学部の前橋明先生の研究を話題にしました。
前橋教授の研究によると、子どもたちの情緒不安定な症状である、
キレル、荒れる、ムカつく、イライラする、疲れているなどの問題が、
最近では、幼児期の子どもたちにも見られるようになってきていて、
そのような子どもたちに共通しているのは、栄養だけでなく、休養のとり方や運動のし方など、
身心の健康を支えるバランスがとれなくなっているところにあるという資料を読みながら、おしゃべりをしました。

このテーマでのおしゃべは、楽しい!

お母さま方は、みなさん、子どもたちの健康を一番に考えていらっしゃるでしょう。
ユリちゃんのお母さんとも話したのですが、このテーマは、お母さま方には、とても興味があると思うのです。
「受験対話」では、今度、お母さま方と、
「食」や「健康」についてみなさんで知恵を出し合う、勉強会を開いてみようと思っています。
※今回、前橋先生が書かれた文章を話題にして、ユリちゃんのお母さんが、
「とても、勉強になりました!」とおっしゃっていたので、
次回は、早大・人間科学部教授の町田和彦先生の
「健康な食生活とライフスタイル」という文章をお母さま方と一緒に読んで勉強します!:razz:

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お母さんも、センター試験に挑戦です!

こんにちは。:roll:
小学校受験でおなじみの「受験対話総合研究所の平野伸明です。
大学入試・センター試験が終りましたね。

早稲田大学も、センター試験の会場になっていたので、
東西線の早稲田駅から歩いて「受験対話」に来る子どもたちは、
早稲田大学の正門前で、今までに見たことのない、ものすごい数のお兄さん、
お姉さんたち(受験生)を見て:shock: 、もう、興奮状態で教室にやってきました。
「お兄さん、お姉さんが、いっぱいいた!」
「がんばってた!」と言いながら、今日は、やけに真剣に、「数の問題」を解いていました。
大勢のお兄さん、お姉さんたちが、試験会場に来ているのを見て、よい刺激を受けたのでしょうね。:razz:

お母さま方も、勉強会でした!

そして今日、「受験対話」では、お母さま方に、センター試験の現代文のお勉強をしてもらいました。
センター試験の問題が、どのように作られていて、どのように解けば100点がとれるのかの説明を聞いてもらったのです。
昨日行われた、今年の現代文の問題は、お母さま方が、
大学受験をした頃の問題と変わりありませんでしたから、解き方のお話をすると、
「そうだったわねー」「もう、忘れちゃっていたわ」など、つぶやきながら、お母さま方は、問題と向き合ってくれました。

なぜ、センターの問題を?

さて、幼児のお母さま方に、なぜ、
センター試験の解説を聞いていただく必要があったのだろうかと、多くの方は、不思議に思われるでしょう。
目的は、2つありました。

一つは、試験というものは、作っている人がいて、作り方もあるわけで、
出題者は、合格者が、どのように問題を解くのか、
あらかじめ、その「解き方」を考えながら、問題を作っているのだということを、思い出してもらうためです。
これがわかっていると、小学校受験でも、お子さんの家庭学習を指導するときに、とても役立つのです!

2つ目は、国語の問題を解いてみると、学校で行われている「国語教育」が、
どのようなものかが分かりますから、学校では出来ない「国語教育」があることに気がつくのです。
つまり、お母さま方に、家庭で教えなければならない「国語教育」があることに気づいてもらい、
お子さんの「ことばの教育」を、今から実践してもらうためなのです。
高校生にとっては、ただ、答えを当てて、合格すればそれでお終いの世界ですが、
お母さま方には、この問題から、「学校で行われていない国語教育」の内容を読み取っていただき、
その足りないものを家庭教育で補ってもらう必要があるのです。

お母さま、ぜひ、センター試験に挑戦して、「日本の国語教育について」考えてみてください!
問題と解答は、新聞に載っていますので、ぜひ!ぜひ!

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