こんにちは
小学校受験でおなじみの平野伸明です。
今日は、子どもたちと、四谷三丁目にある
消防博物館に行ってきました。
子どもたちと博物館に行くって、
お母さま方にとっては、たいへんなことなのですね。
だって、子どもたちは、
「これ、何?」
「どうやって使うの?」
「ねぇ、どうして、どうして?」
「何で、何で?」
このように、質問の嵐になります。
こういう場面で、親と子が「なに」を「どのように」話し合えるのかによって、
子どもの知的能力は、伸びたり伸びなかったりするのですが…
多くの場合、
「○○ちゃん、消防博物館は楽しかった?」
「うん、たのしかった!」
で終ってしまうのです。
外国人のお母さまでも
最近は、外国人のお母さまのお子さんでも、有名私立小学校に合格しています。
たとえば、合格されているお母さまは、どのような方かといいますと、
「受験対話」での授業後、あるイギリス人のお母さまと、
子どもたちの「文化」や「個性」について話していたところ、
お母さまが、さらっと、「春雨やもの語りゆく蓑と傘ですね」と、
蕪村の俳句を引用されました。
つまり、こういうお話をする教養のある方たちが多いのです。
ですから、お母さまが外国の人というハンディも乗り越えて、
有名私立小学校に合格していきます。
「好奇心」の育て方がポイントです!
これまで、お子さんが「受験対話」でお勉強していた、
外国人のお母さま方の子育法で、印象的なことを一つだけご紹介します。
それは、子どもたちの「好奇心の育て方」が、とても上手なことです。
これを、わかりやすい言葉に置き換えると、
子どもたちを「やじ馬」として育てるといったらよいでしょうか。
今日は、消防博物館に行ってきましたから、
火事での話にたとえると、たとえば、近所で火事が起きたとします。
その時、
「火事なんて、人類が火を使いだしてから、ずっとあるもので、
別に、珍しいことではない」
と考えるのではなく、
人類が始まって以来火事はあるのですが、
今、起きた火事を「確かめたい」といって駆け出していく。
これが、「やじ馬」です。
そして、そこで、見たもの、聞いたもの、感じたこと、考えたことを報告する。
見に行けなかった人に、火事はこういうふうだったんですよ、とお話をする。
これは、子どもたちの「心が動いて」「「ことばが生れ」「ことばが育つ」
流れなのです。
「受験対話」に来られた、外国のお母さま方が、
子育てで大切にされていたことの一つがこれでした
いま、お子さんの「ことばの成長」を心配されている
お母さまは、特に、この点を考えてみてください。
また、何かご質問があれば、お気軽にご連絡をください。
お待ちしています
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