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春は、もうすぐそこまで来ています!

こんにちは。:razz:
小学校受験でおなじみの「受験対話総合研究所の平野伸明です。

今日は、「受験対話」から、神田川沿いを5分ほど歩いたところにある、
新江戸川公園に行ってきました。
ここは、熊本藩・細川家の下屋敷のあったところです。
園内に、『松声閣』という建物があり、
細川家の勉強所だったのだそうです。
「ここは、昔の人が、お勉強をしていたところなんだよ」と、
お話しながら、子どもたちと、よく散歩をします。:razz:

写真の両脇には、昨年の11月に張られた、「松の雪吊り」。
写真のまん中には、梅が咲いているのが見えますね。
季節の移り変わりが、見てとれます。
この梅の後には、これまたきれいな桜が咲きます。
当たり前のことですが、梅と桜は、咲く時期が違うのですねー。

そういえば、「桜切るバカ、梅切らぬバカ」という、ことわざがありますね。
桜はむやみに枝を切ってはいけない。
伸びるに任せておくのがよい。
ところが、梅は剪定(せんてい)が必要で、放っておいては実を結ばない。
つまり、植物には、切ってはいけないものもあれば、切らなくてはいけないものもある。
植物は、みんな同じだなんて考えてはいけないし、
桜を切って、梅を伸ばしっ放なしにするなんて、
もちろんダメだということなのですね。
つまり、成育方法は、それぞれの植物の特性に合わせないと
いけないわけです。

小学校受験では…

長年、子どもたちを見ていると、子どもにも、桜タイプの子と、梅タイプの子がいることがわかります。
つまり、ちょっとヒントを与えるだけで、どんどん一人で勉強していける桜タイプの子。
逆に、常にリードしてあげないと、独りよがりな自分の世界で結論を出して、「終ったー」なんてニコニコしている梅タイプの子。
小学校受験は、人間が作っている世界ですから、完璧なものではありません。
ただ、この試験を上手に利用しながらお勉強すれば、幼い子どもたちに、「社会性」を身につさせることができます。
試験は、使い方次第なんです!
お母さま、よく、お子さんを観察して、お子さんのタイプに合わせた教育方法を選ぶことが大切です。
そういえば、SMAPの曲に、こんな内容の歌詞がありましたね:razz:

光塩女子学院暁星小学校特訓講座:「受験対話」総合研究所
聖心女子学院白百合学園立教女学院特訓講座:「受験対話」
:razz:この記事を読んで、気になって下さった方は:razz:お気軽にこちらまで、お問合わせください:wink:平野

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声の出し方のトレーニングはしていますか?

こんにちは。:razz:
小学校受験でおなじみの「受験対話総合研究所の平野伸明です。
2月になり、私立大学の入学試験も折り返し地点にさしかかってきました。
早稲田大学でも、入学試験の会場作りが、完成に近づいているようです。

この入学試験会場には、よく次のような看板が立ちますね。
「試験中のため   お静かに願いします」
ということで、今日は、声のお話をします。

声を出すのと、大声は違います!

小学校受験は、基本的に、「話しことば」の世界です。
「話しことば」の試験ということは、声を出さないと合格できないわけですが、
子どもたちは、この「声」が、なかなか出せないのです。
もちろん、「話す」ときに、まったく声が出ていないわけではありません。
なにがしかの声は、出ています。

しかし、ボソボソとつぶやくような声であったり、
くぐもった不明瞭な声であったり、蚊の鳴くような、小さな声であったりして、
きちんと、相手に伝えようとする意志や力を持ってない声の
子どもたちが、ここ3年くらい増えてきました。

「ことばの教育」を専門とする、「受験対話」では、
特別な訓練をするわけですが、
最初は、日ごろ、意識して声を出す習慣がなかったり、
緊張していたりして、なかなか声を出すことができないのです。

そうかと思うと、一転、割れるような大声を出すお子さんもいます。
怒鳴るように声を出すお子さんです。
こういうお子さんは、自分の声を、自分でセーブやコントロールができないのですね。
幼児の「話しことば教育」で大切なのは、
「わかりやすく、聞きやすく、快く伝わる」声の出し方を教えてあげることです。
そうすれば、相手に聞きやすい声を出せるようになります。

次に、伝える気持ちを育ててあげます。
この、「声の出し方」と「伝える気持ち」は、表裏一体で、
この2つが身につくと、声が力になります。
声が、お子さん自身になります。
「声は力なり」「声は人なり」とよく言いますが、
本当にそのとおりなのです。
お母さま、ぜひ、お子さんに「声の出し方のトレーニング」してあげてくださいね:grin:

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「あまり多く果実をつくる枝は折る」

こんにちは。:razz:
小学校受験でおなじみの「受験対話総合研究所の平野伸明です。
昨日は、早稲田高等学校の卒業式が、早稲田大学の大隈講堂でありました。

「受験対話」で勉強していた子どもたちも、今年は、2人が卒業しました。

エスカレーターで「何階」まで行くか

「受験対話」で、小学校受験の準備をしている子どもたちが受ける小学校は、
大きく3種類にわけられます。

1つ目は、エスカレーター式に、大学まで進学できる小学校。
これは、聖心女子学院白百合学園立教女学院などになりますが、
いまは、大学受験で、他の大学へ進学する子も多いですね。

2つ目は、高校までエスカレーターであがれる進学校です。
これは、光塩女子学院暁星小学校になります。

3つ目は、中学受験に強い小学校を選ぶ場合です。
つまり、お母さまの中には、
「中学校受験に有利だから、○○小学校へ入りたいのです」とおっしゃって、
初めから、中学受験を考えておられる方がいらっしゃるのです。

これは、子どもの成長段階や性格、それに試験の内容などを考え合わせて、
いつ勝負をかけることが子どものためになるのかを決めてらっしゃるのですね。

「受験対話」の場合 (男の子)

そういう子どもたちが中学校受験するときに、一番数が多いのが、早稲田中学校なのです。
「受験対話」が、早稲田にあるので、年少さん、年中さん、年長さんと、3年間、
地下鉄東西線の早稲田駅から「受験対話」まで歩く途中で、
早稲田中学校、早稲田高等学校のお兄さんたちに声をかけてもらったり、
遊んでもらったり、文化祭に行ってみたりと、
幼い頃の体験が、彼らの心のどこかに刻まれるのでしょうね。
この早稲田の地で学んでいたいという気持ちが強くなるのだというのです。

卒業生に贈ることば

昨日、早稲田高等学校を卒業した2人の男の子に贈ったことばを紹介します。
徳富蘆花のことばです。
「あまり多く果実をつくる枝は折る」
これは、美しい自然とともに豊かな人生を送る生活を綴った濾過の随筆集にあることばです。
現代に生きる私たち、これからを生きる若者たちが、
心に刻まなくてはならないとても大切なことばです。

たとえば、目的がないまま富を追求することは、
ただ枝を折るために果実を実らせるに等しい、ということです。
いま、この国のニュースを見ていると、どこにも未来への理想(ビジョン)が見当たらない。
ただ、金銭だけの欲望が渦巻いている。
何のための富なのか。
その目的どころか、最低限の倫理も喪失しているニュースばかりです。
明治、大正と生きた小説家の徳富濾過には、いまの日本人が見えていたのかもしれませんね。

卒業式にあたり、若者たちを育てる大人がしっかりしないといけないのだと、強く思いました。

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