こんにちは。![]()
小学校受験でおなじみの平野伸明です。
昨日は、立教女学院、聖心女子学院、白百合学園に
お子さんが通われているお母さま方と、
国立新美術館で開催されている、ルーヴル美術館展に行ってきました。
今回のルーブル美術館展は「美の宮殿の子どもたち」というタイトルで、
「誕生と幼い日々」「子どもの日常生活」「子どもの死をめぐって」
「子どもの肖像と家族の生活」「古代の宗教と神話の中の子ども」
「キリスト教美術の中の子ども」「空想の子ども」というテーマに分けて
構成、展示されていました。
作品を見ながら、ゆっくりと「子育て」について考えることができました。![]()
美術館を出てから、いつものようにお母さま方とお茶をしました。
京都のお茶屋さんの東京店を選んだのですが、
京都の本店では、とてもおいしかったのに、東京のお店では…![]()
ということで、お店の紹介はカットします。
子どもたちの「ことばの力」が危機的な状態です!
今回、お茶をしながら、お母さま方と話したのは、
最近、「受験対話」を訪ねてくるようになった、
有名女子高校生たちの「ことばの力」についてでした。
ここ何回か、このブログで、女子高校生たちの様子について紹介しました。
「書く」「読む」「話す」「聞く」という「ことばの能力」が、
育っていない子どもたちが多いのにビックリしています。
つまり、子どもたちの周りには、幼児期から小、中、高校と、
「ことばの力」育てる指導をしている大人がいないということなのです。
ここでいう「ことばの力」とは、「思考力を育てる」力のことです。
たとえば、「受験対話」では、高校生に文章を書かせるときには、
「起承転結で書け!」と言って、10本、文章を書かせます。
これは、「起こし」て、「承け」て、「転じ」て、「結ぶ」という、文章の基本形ですね。
この形で書くと、うまく、まとまってみえる文章が書けるのです。
ところが、この形で10本書くと、子どもたちは、文章が書けるような気になるのですが、
本当は、子どもたちの思考は、停止しているのです。
つまり、起承転結で考える癖がついてしまって、
原稿用紙に向うと、考え方が固定化してしまうのです。
一つの面からしか、人間を、事実を見ようとしない。
いや、見られなくなってしまうのです。
「受験対話」では、ここから、思考力を育てる「ことばの指導」を始めています。
大切なのは、近くから、あるいは遠く離れて、右から左から、
上から下から斜めから、さまざまな角度から、対象に接近してみることなのです。
その詳しい内容については、別の機会にご紹介しますが、
どちらにしても、今の子どもたちの教育環境を考えると、
お母さま方に、子どもたちの思考力を育てる「ことばの教育」を、
家庭で実践してもらわなくてはならない状況になっています。
だから、まずお母さま方に、「ことば」について、勉強してもらいたいのです。
お子さんを、頭のよい子に育てたいのであれば、
お母さまが、「ことば」の先生になるしかないのです。
お母さま方、どのように思われますか?
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