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タグ: 光塩女子学院

「あれ、あれ人類」誕生!

こんにちは。:razz:
小学校受験でおなじみの「受験対話総合研究所の平野伸明です。
みなさん、年長さん用の「試験に出る名称カード」のご注文を、
たくさん、たくさん、ありがとうございます。:wink:
うれしいなー。:razz:

試験にでる名称カード!
試験にでる名称カード!

だって、多くのお母さま方が、子どもたちの「ことば」について、
関心を持たれているという証拠ですものね。
いや、関心というよりも、危機感を持っていらっしゃるから、
この「名称カード」を必要と思っていただけたのではないでしょうか。
そこで今日は、この「名称カード」を作ったきっかけについて、お話しますね。

これは、5年前の1月のことだったんです。
他の幼児教室で、集団授業を受けていた、
新年長さんのカナちゃんがお母さまと一緒に、「受験対話」を訪ねてきました。
お母さまの悩みは、
「幼児教室の先生が問いかけても、カナちゃんは、目をあわそうとしません。
それに答えようとする意欲も見えないし、体や表情が固まってしまうのです」
「ところが、集団授業ですから、先生方は、カナちゃんが答えるまで
待っていてくれません。次のお子さんを指名してしまいます。
このまま集団授業に通っていても、この子が話せるようにならない
と思いました」ということで、「受験対話」の個別指導に来られたのです。

カナちゃんが来たのが1月でした。
春の第1回目の模擬試験で、まずまずの成績をとるためには、特別な訓練が必要でした。
その時に作ったのが、この「名称カード」です。
ベテラン講師たちが、カナちゃんのために、手作りしました。
カナちゃんは、このカードを使って、何度も何度も繰り返しながら、言葉を覚えていきました。

今は、聖心女子学院に通っているカナちゃんですが、
先日、「受験対話」に遊びにきたときには、ジャニーズの嵐の桜井君の話がとまりませんでした。
質問すると、目も合わせられなくて、黙って、体が固まっていた
カナちゃんとは思えないほど、今は、明るく、楽しそうに話ができるお嬢さんになっていました。

「ことば遅れ」の傾向が…

ところで、この「ことばの遅れ」を心配されるお母さまが最近増えてきています。
原因は、どこにあるのでしょうか。
これまで私が経験してきた範囲でお話しますと、
とにかく、お母さま方の日常生活が忙しくなってきているところに原因があると思うのです。

つまり、お母さま方が、子どもたちの発する言葉を待ってあげる余裕がなくなってきているのです。
たとえば、お子さんが考えていると、
「○○じゃないの」「○○なんでしょ」「早く○○って言いなさいよ」と、
先回りして、お母さまが、言葉にしてしまう。
お母さまは、お子さんの表情を見ただけで、気持ちを読み取ってしまいますからね。

また、子どもが、「あれ、取って」というだけで、マヨネーズやケチャップを渡してしまう。
「あれ、あれ」というだけで、クーピーやハサミを用意してあげたりします。
これでは、とても言葉の訓練にはなりません。
毎日毎日、子どもたちから、言葉を身につける機会をうばってしまっているのです。:cry:

ということで、子どもたちは、言葉を覚える必要を感じずに、
「あれ、あれ」としか言わなくなる、「あれ、あれ人類」になってしまうのです。
まぁ、言葉を発しなくても生活できるのですから、
子どもたちが、言葉を覚えたり、使ったりする努力をしなくなるのは当然なのです。
こうして、「ことばの遅れた」子どもになってしまうのです。

小学校受験を考えた場合

「受験対話」の場合、この傾向は、希望校が、男女共学ではなく、

聖心女子学院や、白百合学園立教女学院などの有名女子校を目指しているお子さんに多くなっています。
もともと生活環境が整っているご家庭が多いので、
子どもたちは、自分の思ったことを言葉にしなくても生活できてしまうのでしょうね。

ただし、「受験対話」では、カードを使った特訓を受けてもらい、
4月からの「聖心女子学院・白百合学園・立教女学院」特訓講座
暁星小学校光塩女子学院特訓講座の開講日までに、
他の子どもたちに、追いつくように勉強してもらっています。

手作りなので…

この記事の右側の欄に、「名称カード」のご案内を載せました。
講師の手作りカードですので、多くは作れません。
もし、お子さんの「ことば」に、少しで不安があるようでしたら、使っていただけると、必ず効果があります。
小学校受験を考えているお子さんはもちろんですが、
受験しないお子さんでも、このカードでお勉強していただけたると、お話、おしゃべりをすることが、楽しくなりますよ。

子育ては、「ことばの教育」から始まるって言います。
ぜひ、「名称カード」を活用してみてください!

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試験に出る「季節カード」
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HP:幼児教育・小学校受験の受験対話総合研究所

小学校受験は「話しことば」の世界です!

こんにちは。:razz:
小学校受験でおなじみの「受験対話総合研究所の平野伸明です。

日常の風景

私たち大人は、人の話をあまり真剣に聞いてないですよね。
二人で話していても、相手の言葉をあまり気にしていない。
自分の話をすることに、夢中になってしまう。
これは、他人の歌を聞いてない、カラオケボックスでの風景と似ています。

また、テレビに出演してギャラをもらっているプロの表現者たちの話も、
私たちは、ちゃんと聞いてはいませんよね。
たとえば、グルメ番組で、レポーターが「うまい!」「おいしい!」を連発しています。
視聴者は、「どう、うまくて、おいしいのか」、何も気にならないから、
「あれでもプロのレポーターなのですか」と、テレビ局に文句を言いません。
口に含んだ、その味覚を、プロはどうやって放送の中で表現するのかなんて、
誰も、真剣に聞いているわけではないのです。

まぁ、それにしても、一つの形容詞を連発するだけでは、さびしい…。
また、「すごい!」「最高!」という言葉もよく聞きます。
「スゴイ!サイコー!」と言っているレポーターはラクなのでしょうが、
「何が、どう、すごいの?」か「何が、どうして、最高なのか?」
視聴者には、さっぱりわかりません。でも、私たちは、気にならないのです。
なぜでしょうか。それは、私たちが、ちゃんと聞いてないからです。

子育てでも

お母さんの日常生活にも、このようなことが、あるのではないでしょうか。
そのために誤解が起きたり、言ったとか、言わなかったとか、
モメルことがあるでしょう。
相手の言葉を、自分勝手に解釈したり、思い込みで聞いてしまう。
それを、相手の真意だと思い込んでしまう。よくありますよね。

大人が、うわの空で、人の話を聞いていますから、
子どもたちも、真似して、うわの空で、相手の話を聞くようになります。
授業中、先生が話していても、おとなしく聞こうとしない。 
自分のことをしゃべりまくる。

子どもたちが、静かにしていても、聞いているのだと油断してはいけません。
子どもたちは、別のことを考えていることが多いのです。
このような話の聞き方が身についてしまうと、いったいどうなるのか。
お母さんたちが、一番心配している、お勉強が苦手な子になってしまうのです。

赤ちゃんは、オギャーオギャーと何も知らずに生れてきます。
そこから、お母さんが教えることを、一つずつ覚えていきます。
教えたつもりのないことまで、覚えてしまいます。

「話の聞き方」もそうですが、「日本語の発音」も同じです。
いま、お母さん方の中に、サ行音のあまい人が増えてきました。
英語のスァ、スィの発音になっていて、日本語のサ、シ、ス、セ、ソの発音ができないのです。
お母さんは、この、あまい日本語の音を、次の世代の日本語の使い手である子どもたちに、何百回、何千回と聞かせているわけです。
だから、きちんと日本語の発音ができない子どもたちが増えています。
大学生になっても、幼児期そのままの発音をする学生の、何と多いことか。
ものを考えるという行為は、「ことば」を使ってするのです。
私たちの場合は、母語である「日本語」を使います。
わが子を「頭のよい子」に育てたいと願っているお母さま方、
お子さんの「日本語」、とくに「話しことば」に心配はありませんか?

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初めてのお教室で、不安と闘う子どもたち!

こんにちは。:razz:
小学校受験でおなじみの「受験対話」総合研究所の平野伸明です。

3年後の小学校受験を目指す、新年少さんの「準備クラス」が始まりました。
これは、初めてお勉強を始める子どもたちが、幼児教室に慣れるためのクラスです。
この時期の子どもたちにとっては、教室の中で見るもの、聞くもの、すべてが初めてのことばかりです。
だから、子どもたちはとても「不安定」になり、慣れるのに約1カ月はかかります。

子どもたちの不安定な様子というのは、たとえば、

・教室に来ると、緊張して、椅子に座ったまま固まってしまうマイちゃん。
・お母さんから離されて、一人で先生と向き合うと不安になり、泣きじゃくるトモちゃん。
・先生に話しかけられると、すぐにお母さんのところに走っていって、
お母さんに背中をトントンとやさしくたたいてもらいながら
「先生は~とおっしゃっているわよ」と言ってもらうと安心して、また先生のところに戻ってくるヒカル君。
・なぜかゴミ箱を抱きかかえながら、お友だちが遊んでいるのを遠くからじっと見つめているユウキ君。

新しい学習環境の中で、子どもたちはみんな、心の中の「不安」をどうしたらよいのか、
心のバランスをとるにはどのようにしたらよいのか悩みます。
一人では解決できないこの「不安」を、しっかり受けとめてあげるのが幼児教室の先生の役割で、
ここから子どもたちとの信頼関係を築いていきます。
子どもたちにとっては、ちゃんと相手と向き合うことの訓練が始まることにもなります。 

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