こんにちは。
小学校受験でおなじみの
受験対話総合研究所(幼児教室)の平野伸明です。
前回の続きです。
「理想的な教育環境などない」という話を書きます。
開業したばかりで、とても忙しかった医師であるお母さまは、
子どもと接する時間が少なかったので、
家にいる時には、
「一緒に話をする」「一緒にお風呂に入る」「一緒の布団で寝る」
などの工夫はされていました。
しかし、時間的にはものすごく少ないので、
たとえば、お母さまが家に帰ってきたのがわかると、
子どもは、「お母さまが帰ってきた!」と言って駆け寄ってきて、
「おんぶして!」と抱きついてくる。
年長さんの頃も、小学生になった今も、
赤ちゃんのような甘え方をするのだそうです。
私が、まこと君に会って、話を聞いていてわかったことは、
まこと君は、乳児の頃から現在まで、
スキンシップが少なかったことで、
お母さまとの情緒的な関係に安定感を持てずにいたのです。
その結果、学校に行って、新しい環境の中におかれると、
すごく不安が出てきて、それをコントロールできなくて、
学校に行けなくなってしまっていたのです。
毎年、小学校受験をした子どもたちが、小学生になる姿を見ています。
幼稚園から小学校へというこの時期は、子どもたちにとって初めての
大きな試練の時なのです。
小学校の生活は、子どもにとって、毎日が新しいことの連続です。
新しい出来事・場面に、その瞬間その瞬間、一人で対処しなければなりません。
この、緊張の連続の中で、
「次、出来なかったら、どうしよう」という心配も繰り返し出てきます。
こういう子どもたちが、家に帰ってきたとき、
そこが、ほっと安堵できる場所であり、
自分が学校でがんばってきたことを、喜んで受けとめてくれる人がいる
ゆったりとした時間があることが理想です。
しかし、それぞれのご家庭の事情により、
充分に時間がとれないお母さま方も大勢おられます。
理想的な子育て環境など、もともとなく、
誰もが、与えられた環境の中で、
ベストと考えられる子育てをするしかないのですね。
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小学校受験の面接で聞かれることは、つまるところ、普段のご家庭の様子です。まずはお母さま、お父さまと話し合われた「わが家の教育方針」をお聞かせください。そして、「何を」「どのように」家庭教育として実践されているのかを語ってください。その内容に、小学校の先生方を納得させられる力があるのかどうかで合否が分かれます。試験直前に付け焼き刃で準備したものは、面接官にすぐに見抜かれてしまいます。つまり、面接会場で、お母さま自身が恥ずかしい思いをするだけでなく、がんばってきたお子さんの足を引っ張る結果になるのです。
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