こんにちは。
小学校受験でおなじみの平野伸明です。
昨日は、仕事が終ってから、小学校の先生方と、自由が丘でお茶をしました。
カフェ・アンセーニュダングルというお店でした。
大人が、静かに、ゆっくりと話ができる、
また、相手の話をしっかりと受けとめたくなる素敵な空間のカフェでした。
大人が心地よく語り合えるお店って、少ないんですよね
昨日の話題は、「子どもたちが、人の話を聞かない!聞けない!」ということでした。
この問題について、先生方と、いろいろな体験談を出し合ったのですが、
まとめてみると、まず、幼稚園で、先生の話を静かに聞けない子どもが増えている。
それが、小学校に入ると、さらに人の話を聞けなくなる、聞かなくなる。
これが、中学生、高校生になると、さらにヒドクなる。
先日、高校生対象の塾の先生がおっしゃってましたが、
今は、学校の授業が聞けない高校生が多いので、学校で習う内容が理解できない子どもが多い。
だから、学校の予習、復習、そして定期テストの面倒まで見なくてはならないのだそうです。
これじゃあ、教育費が、かかるわけですよね。
また、塾や予備校では、集団授業より、個別指導に生徒が集まっている。
一斉授業では、「先生が何を言っているのか、さっぱりわからない」から、
自分だけに、わかるまで教えてくれる、個別指導に人気があるそうなのです。
このような、「聞く力」のない高校生が大学生になるので、
大学では、講義中に、机の下で携帯メールをしたり、
コンパクトを出して化粧をする女子学生も出てくるわけです。
話しことばによるコミュニケーションが、学校教育の基本なのに、
日本の教育は、どうも、ここには重点を置いていない。
子どもたちだけでなく、先生方も、「話しことばの教育」を
受けてきていないので、問題の根は深いのです。
人の話を正確に聞き取ることができないから、
理解力そのものも低下している。
世の中では、学力低下の原因が、「ゆとり教育」にあるということで、
「ゆとり教育」をやめることになりましたが、
さてさて授業数を増やすと、子どもたちは、本当に幸せになれるのでしょうか?
昨日は、この話題で大いに盛り上がりました。
みなさんは、どのようにお考えですか?
◆◆◆ お知らせ ◆◆◆
今日は、いいお天気でしたね。
「受験対話」の裏にある神田川の桜も
咲いてきました!
あと、2、3日で満開になるのでは…
子どもたちは、授業が終わると、すぐに神田川に桜を見にいきました。
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