こんにちは。
小学校受験でおなじみの「受験対話」総合研究所の平野伸明です。
最近、「受験対話」に通われるようになったお母さま方に、
お薦めしていることを一つ紹介します。
それは、「 『受験対話』の帰りに、早稲田大学の大隈講堂の横にある
『早稲田カフェ125』で、お茶を楽しんできてください!
このお店のベーグルサンドはおいしいですよ!」というものです
このカフェは、学生はもちろん、
近所の人や大学を見学に来た一般の方など、誰でも利用できます。
とはいっても、利用者の大半は大学生ですが…
若者たちのことばを研究!
「受験対話」では、いつもお母さま方に、
「若者たちのことばを研究して、気づいたことを、
お子さんの『ことばの教育』に取り入れてください!」とお願いしています。
たとえば、大学生が集まるカフェに行きますと、
「学生たちのことば」を知ることが出来ますね。
つまり、大学生のことばを聞きながら、
わが子に、どのような「ことばの教育」が必要なのかを読み取るのです。
このようなお話をすると、お母さま方の中には、
何かたいへんそうだなー、と感じられ方もいらっしゃるかと思います。
でも、そうではないのです。
お母さまは、お茶を楽しんで、座っているだけでよいのです。
大学生の声は、大きいです。
聞く気がなくても、彼らの話が聞こえてきます。
たとえば、若者が集まる店なら、どこでもよくあることですが、
入口付近で、「キャーッ」という大きな声が聞こえる。
何事か、と振り返ると、
久しぶりにあった友人同士なのでしょう、
手を取り合って喜びをかわしている。
そしてその場で、店中に聞こえるような大きな声で、立ち話を始める。
これは、一杯のコーヒーを飲む間に、何度も見かける光景です。
つまり、多くの若者たちが、
その場にふさわしい声の大きさのコントロールができなくなっていることがわかります。
まぁ、これは、電車の中でのおしゃべりも同じですが…
イギリスでチャーチルは
昔、イギリスのチャーチルは、
国会議事堂の会議場を拡張した方がよいかどうかの話し合いのときに、
大きな会議場にすることに反対したといいます。
理由は、
「会議場を大きくすれば、発言者が、声を大きく張り上げることになる。
張り上げた大きな声で、知恵のあることを話し合うことは、困難だ!」
と言ったそうなのです。
さて、お母さま、チャーチルのこの言葉を受けてめて、
改めて、若者たちの大声で話す内容に耳を傾けてみてください。
ことばについて、問題意識を持っているお母さまなら、
「若者たちのことばは、何が育っていないのか、
何が教育されていないのか、どういうことが身についていないのか」が
すぐに、お分かりになるはずです。
つまり、お子さんの小学校受験を考えておられるお母さまが、
一番大切にしなければならない、「ことばの教育」のヒントがたくさん読み取れるのです。
日本の国語教育
お母さま方は、お子さんに、「頭のよい子に育ってほしい」と願われて、
幼児教室に通わせたり、小学校選びをされます。
しかし、塾や、学校では育てられない能力があることを知っておくことは大事なことです。
日本の国語教育を、12年間も受けてきた大学生たちの日本語を聞きながら、
「ことばって何だろう?」
「話をするって、どういうことなんだろう?」
「頭がよい子って、どんな子なのだろう?」と、
いろいろ考えてみてください。
そして、「受験対話」にメールのお便りをください。
みなさと一緒に、子どもたちの「ことば」について考えられたらいいな、と思っています。
お待ちしていますね
年中さんのための小学校受験対策講座:「受験対話」
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