こんにちは。
小学校受験でおなじみの「受験対話総合研究所の平野伸明です。
昨日は、小学校受験のときに、「受験対話」に通っていた高校三年生のケンスケ君が、
「上智大学法学部を受験してきました」と報告に来てくれました。
彼が、受験したのが、上智大学・法学部・地球環境法学科といって、
環境問題に関する法律を学ぶ学科なのだそうです。
この学科の受験者数は、1139人、募集人数が、42人です。
彼は、小学校入試以来、ずっとエスカレーターで高校まできているので、
「初めて、入学試験の厳しさを知りました 」と、落ち込んでいるように見えました。
そこで私が、改めて上智大学を受けた感想を聞いてみると、
まず、出てきた話が、
「上智大学は、キリスト教の学校なのに、トイレが、全部、和式トイレで、参っちゃいました!」
「それに、小便器の位置がとても低くて、困っちゃいました!」
「上智のキャンパスの中でも、試験を受けた校舎が古かったせいかも知れませんが…
トイレ関係で、すべての調子が狂っちゃいました」
と言うのです。
小学校受験をして、一流校のブランドを手に入れて、
一流の学習環境の中で勉強してきたケンスケ君ですが、
エスカレーター(無試験)で高校まできているので、
外での勝負となると、弱い部分があったのですね。
今日のケンスケ君の話のポイントの一つは、「トイレ」にありました。
この「用を足す」という行為は、試験会場が変わる受験のときには、合否のカギにもなるのです。
そこで、ちょっと話は変わりますが、思い出したことがあります。
「関東連れ小便」という、歴史上、有名な話です。
秀吉が小田原を攻略したときのことです。
秀吉と家康が、小高い山にのぼり、眼下に小田原攻防の軍勢をながめながら、
この攻略がすんだ後の領地の分配のし方を話し合っていた。
そのあと2人は、連れ小便をしたというのです。
お母さまにも、なんとなく、この気持ち、お分かりでしょうか?
これとは、逆の話もあります。
イギリスでは…
イギリスのチャーチルの話です。
チャーチルがある日、下院のトイレに行った。
労働党の党首アトレーが、先に用を足していた。
それを見た保守党のチャーチルは、ずっと離れて用を足した。
アトレーが言った。
「俺とお前は、労働党と保守党に分かれて争ってきたが、
連れ小便ぐらい、いっしょにしてもいいじゃないか」
すると、チャーチルは、
「いかん。お前は、オレの一番大切にしているものをソシャライズするから、いかん」と言った。
労働党は、企業のソシャライズ(社会化・国有)を主張し、
チャーチルの保守党は、それに反対していました。
それに、このソシャライズという言葉には、「言いふらす」という意味もあったのですね。
教育の現場は学校だけはありません
今日は、あまり品のよい話ではなかったのですが、何が言いたかったのか。
それは、お母さんにとって、男の子の育て方は、難しいものだということです。
希望する小学校にお子さんを入れても、「学校では出来ない教育がある」ことを、
お母さま、お父さまは、わかってなくてはいけないということです。
つまり、お父さま、お母さまで、お子さんの長期的な教育(学校教育と家庭教育)について
話し合った上で、「わが家の小学校受験のし方」を考えることが大切なのです。
● こちらもご覧ください
■ 小学校受験の「お受験じょうほう」
■ 幼児教室どっとこむ
■ 小学校受験の「お受験どっとこむ」
■ 幼稚園ねっと
■ 子育ての達人
■ 受験対話総合研究所
■ 読売新聞東京本社広告局・マイベストプロ東京
■ 就職アドバイザー平野伸明の「就職対策講座」