こんにちは。
小学校受験でおなじみの
受験対話総合研究所(幼児教室)の平野伸明です。
早稲田大学政治経済学部の入学試験があった日、
受験対話総合研究所の「母親塾」では、
高校1、2年生と幼児のお母さま方で、
2009年度の早稲田大学政治経済学部の現代文の入試問題を解いていました。
文章は、寺田寅彦の『蓄音機』からの一節です。
筆者が蓄音機を初めて聞いたときの経験を描いているのですが、
単なる経験談ではなく、科学者や教育者の心構えにまで説きすすめているところが、
さすが、名随筆家といわれるゆえんです。
ぜひ、みなさんも読んでみてください。
今、子どもたちに、何が足りないのかがわかります。
幼児のお母さま方には、家庭教育に取り入れたい柱の1つが、
この文章から読み取れますよ。
しかし、寺田寅彦の文章は、読みやすいですね。
なぜ、数学者とか物理学者などの文章は読みやすいのでしょうか。
寺田寅彦の場合は、物理学や地質学などの研究者でありながら、
夏目漱石に師事していたということもあるでしょうが、
問題を解き終わってから、いつものように、
高校生とお母さま方で、お茶をしながら話し合いをしました。
この日のテーマは、「わかりやすい言葉とは」でした。
このときに出た、話題の1つです。
今は、鳩山さんがやっていますが、
昔、小泉さんが総理になった時に、
毎日、記者団の前で、
記者と短いやりとりをするのをテレビで放映することを始めた頃、
「今日は、小泉さん、何を、どう答えるのか、毎日、楽しみにテレビを見ていました。
しかし、今は…」と、あるお母さまが話し始めました。
みなさんは、鳩山さんと小泉さんの「ことば」の違いに気づいていましたか?
このようなことでも、観察し、考え、子育てにどう生かしていけるのかが、
お母さまの「ことばの力」になります。
また、毎年、6月に行われる、
小学校の学校説明会で聞く先生方の「ことば」は、
鳩山派なのか小泉派なのかと、分析することも大切になります。
子どもたちは、学校で、毎日、先生方から話を聞くことになりますから、
子どもたちに大きな影響を与えます。
学校説明会で、「この先生の話を、子どもに聞かせたい」という、
「先生のことば」と出会えるといいですね
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