こんにちは。
小学校受験でおなじみの
受験対話総合研究所の平野伸明です。
幼児の頃から「受験対話」に通ってきている子どもたちが、
高校3年生になります。
この子たちは、他の子と何が一番違うのだろう、と考えることがあります。
彼女たちの特徴は、
幼児から高校2年生くらいまでは、
キョロキョロといろんなことを「脇見」ばかりしています。
「広く、浅く」、体験や知識を、体に刻み込んでいきます。
視野を広げようとすれば、その分だけ、知識は浅くならざるをえません。
だから、高校2年生くらいまでは、
文章を書かせても、話をさせても、そのテーマが、とりとめがないのです。
ところが、不思議なのですが、高校3年生になると、
これまで、いろいろ「脇見」をしてきたものの中から、
テーマを一つに絞り込み、正面から対面しようとする傾向が出てくるのです。
特定の対象について、深めようとすると言ったらいいでしょうか。
アヤノちゃんの場合!
たとえば、もう進学する大学が決まっている高校3年生のアヤノちゃんは、
今、絵本の研究に夢中です。
アヤノちゃんが、絵本研究を始めたきっかけは、
大好きな作家、瀬戸内寂聴さんが、絵本を出版したのがきっかけでした。
瀬戸内さんもそうですが、
畑ちがいの小説家やタレント、歌手でも、絵本を作る人が、けっこういます。
いったい、「絵本の世界」には、何があるのか?
そんなことも、調べてみたかったと、アヤノちゃんは言いました。
その後、アヤノちゃんは、留学をするたびに、
海外で出会った人たちの「絵本」についての体験を聞き取ってきたり、
また、聞き取った話に出てきた絵本を買っくるようになりました。
そのような研究が、ある程度、まとまってくると、
大学の先生を訪ねて、アドバイスをもらいます。
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何かの(好きな)分野で、同年代の子ども達から一目置かれるような実力、
実績を持っていることが大切だと考え、指導しています。
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