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タグ: 暁星小学校

いじめられっ子が小学校受験で大逆転する方法

こんにちは。
小学校受験でおなじみの「受験対話総合研究所の平野伸明です。

今回は、暁星小学校に合格した、たかし君の話をします。
たかし君が、初めて「受験対話」に来たときの印象は、「気の弱そうな子だなー」というものでした。
聞くと、たかし君は、体が小さく、幼稚園では、
「ちび、ちび」と、はやしたてられていました。
彼は、それが、とても嫌でした。

ある日、お母さんが、そのことを知りました。
お母さんは、目に涙をいっぱいためて、こう言いました。
「たかしが、体のことで、いじめられているという話を聞いて、お母さんは口惜しい。
体はこれから、大きくなるのよ。安心しなさい。
たかし、あなたは、自分よいところを、うんと伸ばしなさい。
これから、お母さんといっしょに勉強しましょう!」

こう言って、「受験対話」に来て、母子そろって勉強した。
やがて、「絵」も「工作」も「折り紙」も「お行儀」も「お勉強」も、
幼稚園で、先生方に一番ほめられるようになった。
すると、今度は、たかし君の子分になる子がでてきた。
いじめる子は、一人もいなくなった。

暁星小学校の合格を知った日、
「やればできるという根性が、鍛えられたのだと思います」
と、お母さんは泣いて語っていました。

山本五十六元帥のことばに、次のようなものがあります。

やってみせて
言ってきかせて
させてみて
ほめてやらねば
人は動かじ

部下を統率する心得をいったものですが、
たかし君のお母さんは、これを実践していました。

小学校受験は、人が作った世界ですから、よい点、悪い点があるのは、当たり前です。
だからこそ、お父さん、お母さんの「賢さ」が必要なのです。
お子さんのために、小学校受験を、どのように利用するのか。
お子さんの寝顔を見ながら、こころ落ちつかせて、静かに、じっくりと、考えてみてはいかがでしょうか。

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小学校受験は「話しことば」の世界です!

こんにちは。:razz:
小学校受験でおなじみの「受験対話総合研究所の平野伸明です。

日常の風景

私たち大人は、人の話をあまり真剣に聞いてないですよね。
二人で話していても、相手の言葉をあまり気にしていない。
自分の話をすることに、夢中になってしまう。
これは、他人の歌を聞いてない、カラオケボックスでの風景と似ています。

また、テレビに出演してギャラをもらっているプロの表現者たちの話も、
私たちは、ちゃんと聞いてはいませんよね。
たとえば、グルメ番組で、レポーターが「うまい!」「おいしい!」を連発しています。
視聴者は、「どう、うまくて、おいしいのか」、何も気にならないから、
「あれでもプロのレポーターなのですか」と、テレビ局に文句を言いません。
口に含んだ、その味覚を、プロはどうやって放送の中で表現するのかなんて、
誰も、真剣に聞いているわけではないのです。

まぁ、それにしても、一つの形容詞を連発するだけでは、さびしい…。
また、「すごい!」「最高!」という言葉もよく聞きます。
「スゴイ!サイコー!」と言っているレポーターはラクなのでしょうが、
「何が、どう、すごいの?」か「何が、どうして、最高なのか?」
視聴者には、さっぱりわかりません。でも、私たちは、気にならないのです。
なぜでしょうか。それは、私たちが、ちゃんと聞いてないからです。

子育てでも

お母さんの日常生活にも、このようなことが、あるのではないでしょうか。
そのために誤解が起きたり、言ったとか、言わなかったとか、
モメルことがあるでしょう。
相手の言葉を、自分勝手に解釈したり、思い込みで聞いてしまう。
それを、相手の真意だと思い込んでしまう。よくありますよね。

大人が、うわの空で、人の話を聞いていますから、
子どもたちも、真似して、うわの空で、相手の話を聞くようになります。
授業中、先生が話していても、おとなしく聞こうとしない。 
自分のことをしゃべりまくる。

子どもたちが、静かにしていても、聞いているのだと油断してはいけません。
子どもたちは、別のことを考えていることが多いのです。
このような話の聞き方が身についてしまうと、いったいどうなるのか。
お母さんたちが、一番心配している、お勉強が苦手な子になってしまうのです。

赤ちゃんは、オギャーオギャーと何も知らずに生れてきます。
そこから、お母さんが教えることを、一つずつ覚えていきます。
教えたつもりのないことまで、覚えてしまいます。

「話の聞き方」もそうですが、「日本語の発音」も同じです。
いま、お母さん方の中に、サ行音のあまい人が増えてきました。
英語のスァ、スィの発音になっていて、日本語のサ、シ、ス、セ、ソの発音ができないのです。
お母さんは、この、あまい日本語の音を、次の世代の日本語の使い手である子どもたちに、何百回、何千回と聞かせているわけです。
だから、きちんと日本語の発音ができない子どもたちが増えています。
大学生になっても、幼児期そのままの発音をする学生の、何と多いことか。
ものを考えるという行為は、「ことば」を使ってするのです。
私たちの場合は、母語である「日本語」を使います。
わが子を「頭のよい子」に育てたいと願っているお母さま方、
お子さんの「日本語」、とくに「話しことば」に心配はありませんか?

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初めてのお教室で、不安と闘う子どもたち!

こんにちは。:razz:
小学校受験でおなじみの「受験対話」総合研究所の平野伸明です。

3年後の小学校受験を目指す、新年少さんの「準備クラス」が始まりました。
これは、初めてお勉強を始める子どもたちが、幼児教室に慣れるためのクラスです。
この時期の子どもたちにとっては、教室の中で見るもの、聞くもの、すべてが初めてのことばかりです。
だから、子どもたちはとても「不安定」になり、慣れるのに約1カ月はかかります。

子どもたちの不安定な様子というのは、たとえば、

・教室に来ると、緊張して、椅子に座ったまま固まってしまうマイちゃん。
・お母さんから離されて、一人で先生と向き合うと不安になり、泣きじゃくるトモちゃん。
・先生に話しかけられると、すぐにお母さんのところに走っていって、
お母さんに背中をトントンとやさしくたたいてもらいながら
「先生は~とおっしゃっているわよ」と言ってもらうと安心して、また先生のところに戻ってくるヒカル君。
・なぜかゴミ箱を抱きかかえながら、お友だちが遊んでいるのを遠くからじっと見つめているユウキ君。

新しい学習環境の中で、子どもたちはみんな、心の中の「不安」をどうしたらよいのか、
心のバランスをとるにはどのようにしたらよいのか悩みます。
一人では解決できないこの「不安」を、しっかり受けとめてあげるのが幼児教室の先生の役割で、
ここから子どもたちとの信頼関係を築いていきます。
子どもたちにとっては、ちゃんと相手と向き合うことの訓練が始まることにもなります。 

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