こんにちは。
小学校受験でおなじみの受験対話総合研究所の平野伸明です。
今日は、早稲田大学の学生のための「日本語教室」を行いました。
授業中に、家庭教育の参考になる場面がありましたので、
幼児のお母さま方に、ご紹介しますね。
外国人に質問されたら…
早稲田大学で学ぶ、アメリカから来た留学生が、早稲田大学の日本人学生に質問しました。
「馬場下にある穴八幡神社には、どんな神様が祭ってあるのですか?」
すると、国際教養学部の3年生の女の子が、
「どうして、私たちが、そんなことまで知っていなきゃいけないのよ!」と、
声を荒げて言ったのです。
私は、この反応にびっくりして、国際教養学部の学生に、
「なぜ、そんなに、イライラしているの?」
「今までに、この質問、留学生にされたことはなかったかな?」
と尋ねてみました。
すると、「聞かれたことがある」というのです。
でも、その時に、穴八幡神社の勉強をしなかったと言いました。
TOEICで880点をとった女子学生ですが、
英語の勉強をするって、どういうことなのか、根本的なことが、わかってなかったのです。
さて、さて、留学生は、なぜ、このような質問をするのかを考えてみましょう。
一つには、珍しいものだから、ということがあるでしょう。
正月とか祭りの日に、日本人がゾロゾロ集まって、何かやっている。
そうすると、あそこに何が祭ってあって、人々は何を祈っているのかとか、
また、晴れ着を着るのは、どうしてなのかとか、いろいろ疑問が出てくる。
はっきり目に見えるだけに、それが日本人の生活の中で、
どういう意味を持っているのか知りたくて、聞いてくるのです。
日本人の学生に、その疑問を解消してあげられるだけの知識がないと、
英語そのものが生かせないのです。
だから、少なくとも、外国人が疑問に思ったり、話題にしたくなるようなものについて、
やはり、ちゃんと勉強しておくべきなのです。
本格的な国際化時代が来るからこそ…。
幼児のお母さま方の中には、
「子どもには、英語がしゃべれるようになってほしい」
とおっしゃる方がおられます。
英語には、勉強方法がありますから、本当は、焦ること、心配することはないのです。
ただ、実際に外国人と話してみると、わかるのですが、
英語(言葉)そのものの理解だけでは、解決できないことが、たくさん出てくるのです。
これがわからないと、話ができない。
友だちになれないのです。
お子さんが、異なった社会に踏み込もうとするときのことを考えてください。
まず、人と接することになりますよね。
そのとき、まず、必要になるのは何でしょうか?
この点を考えて、「家庭教育」を実践されているお母さまは、とても少ないのです。
お母さま方も、一度、これから求められる「国際人」とは、
どのような人間なのかを、考えてみてはいかがでしょうか。
小学校受験の両親面接でも、
「小学生の英語の勉強の是非について」
お父さま、お母さまに意見を聞いてくることがあります。
さて、お母さまなら、どのように答えますか?
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