こんにちは。
小学校受験でおなじみの
受験対話総合研究所の平野伸明です。
昨日は、早稲田大学で行われた、
『国際ペン東京大会2010』
「環境と文学・いま何を書くか」に行ってきました。
受験対話総合研究所では、
子どもたちの読書について、
習慣にすることが、何よりもまず大切だと考えています。
この読書の習慣を身につけるためには、
「多少の努力」が必要になります。
子どもたちも、毎日の勉強や習い事で疲れています。
だから、疲れた身体には、辛いかもしれませんが、
1日5分でいいから、しっかり活字と向き合おうと、勧めています。
この毎日5分の積み重ねが、やがて習慣になります。
今、学校や塾などの子どもたちの世界は、
何でも、聞けば、わかりやすく答えてくれるようになりました。
しかし、大人たちの「何でもわかりやすく説明する」というサービス合戦は、
子どもたちから、立ち止まって、じっくり考える力を育てる機会を奪いました。
だから、子どもたちには、読書が必要なのです。
子どもたちが本を読むと、
問いかけたい気持ちを押さえることのできない箇所が出てきます。
しかし、本は、その問いに、何一つ答えてくれません。
そんな本を前にして、
子どもたちは、立ち止まり、じっくり構える。
そして考えをまとめていく。
いま、大人たちも、苦手にしていることですね。
受験対話総合研究所では、
今回の国際ペン東京大会・文学フォーラムで扱われる作品を3冊、
あらかじめ子どもたちと読んできました。
①阿刀田高の『闇彦』
②サラ・パレッキーの『沈黙の時代のなかで書く』
③チママンダ・ンゴズィ・アディーチェの『なにかがクビのまわりに』
今日は、阿刀田高の『闇彦』を
元NHKアナウンサーの松平定知さんが朗読しました。
自分たちが読んできた本を、松平さんが朗読し、
その後、作者である阿刀田さんの、作品に込める気持ちを聞きました。
子どもたちは、どのようなことを受けとめたのか。
どのようなレポートを書いてくるのか、楽しみにしています。
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