こんにちは。
小学校受験でおなじみの「受験対話総合研究所の平野伸明です。
今日は、年中さん、年長さんのお母さま方と、国立新美術館にピカソ展を見に行ってきました。
ピカソの作品を通して、ピカソの人生を知り、
これからの子育てに、何か参考になる点はないかと、
お母さま方といっしょに「作品からの読み取り作業」をしてきました。
作品は、その多くが、ピカソが日常目にしていたものが題材になっていました。
これは作品名にも現われていて、
「二人の兄弟」「マンドリンを持つ男」「バイオリンと楽譜」
「女の頭部」「雌ヤギ」「読書する女」「円卓の上の大きな静物」などなど。
また、具体的に描かれているものも、身近にいる人やギター、ワインのビン、
グラスなどが多くあり、楽譜や新聞紙などを貼り付けた作品もありました。
これらの作品と、ピカソの人生を重ねたときに、
普段、目に見えているものの、確かさ、手ざわりなどを確かめるように描いた時期もあれば、
普段、目に見えているものを、簡略化、抽象化して描いた時期もある。
ピカソは、周りにいた、いろいろな人の影響を受けながら、
普段目にしているものを通して、その時その時の自分の自分の気持ちを、
様々な手法で作品にしていたことがわかりました。
昔、菊池寛氏が、
「小説は人生の描写である。一人の人間は一つの人生しか経験できないが、
小説を通じて、さまざまな人生をかいまみることができる」と言いました。
「絵も同じだなー」と、ピカソの作品を見ながら、ふと思いました。
お母さま方も、ピカソの作品から、たくさんのヒントをもらったようです。
国立新美術館を出てから、みなさんでお茶をしました。
ピカソの作品をきっかけにして、「子育て」や「家庭教育」について、
2時間もおしゃべりを楽しみました。
忙しいお母さま方には、このように、ゆったりした時間も大切なんですよね。
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