こんにちは。
小学校受験でおなじみの受験対話総合研究所の平野伸明です。
「受験対話」では、毎年、「早稲田大学・入学試験シリーズ・学部別勉強会」という講座を開いています。
これは、早稲田大学の入学試験が行われている日に、
試験を行っている学部の先生方の文章を読んで、
お母さま方も勉強するというものです。
これをすると、普段は興味のない分野の文章も読むことになるので、
毎回、新鮮な驚きがあって好評なのです
「運動神経」って何?
昨日は、早稲田大学スポーツ科学部の入学試験がありました。
そこで、勉強会のテーマは、「お子さんは、運動神経がいいですか?」にしました。
教材は、早稲田大学スポーツ科学部の福永先生、
川上先生が、お書きになった文章を使用しました。
勉強会の内容の一部を紹介しますね。
このレポートによりますと、私たちが、よく使う「運動神経」というものは、もともと存在せず、
「運動神経細胞」というのがあるそうなんです。
この細胞は、すべての人が、等しく持っているもので、
細胞の働きは、大脳の指令によって、骨格筋を収縮させるだけ。
ですから、私たちがよく使う、「運動神経の良し悪し」という表現で指すのは、
筋肉を、
その運動に合わせて、
順序よくつなげて
働かせることができるかどうかの違いなのだそうです。
文章の中にある具体例を読みながら、お母さま方は、
「へぇー、知らなかった!」
「まぁ、そうなの!」
と、興味津々でした。
ということで、
これもまた、よく使う「運動音痴」という言葉の意味は、
簡単にいうと、筋肉と筋活動が適切につながって動いていない状態であり、
慣れていない動作が多いときの様子を表現する言葉なのだそうです。
しかし、ある練習をすることで、適切な筋活動を「体感」できるようになると、
無意識でも、なめらかな動作が行えるようになる。
そして、この筋活動に指令を送っているのが「脳」なので、
ということは、スポーツの動作の練習をすることは、
「脳」を鍛えることにつながるのだそうです。
今回の「お母さんとの勉強会」は、盛り上がりましたねー
「運動神経がよい、悪い」とか「運動音痴」などの言葉は、
子どもたちに向って、何気なく使っています。
でも、この言葉の持っている曖昧なイメージから、
子どもの心を傷つけていることも多いのではないでしょうか。
今回の勉強会では、この反省とともに、
具体的に、どのように子育てに取り入れたらよいのかについても、
勉強することができました。
こうして、改めて学んでみると、
小学校受験だけでなく、子育てをする上でも大切なことに気づくのですね
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