こんにちは。
小学校受験でおなじみの平野伸明です。
「受験対話」には、海外での生活経験のあるお母さま方が、よく訪ねてこられます。
みなさん、外国生活の中で、日本の教育を見直したときに、
学校の国語教育に、不安を感じるとおっしゃいます。
まぁ、日本にいても、有名高校や有名大学の学生たちの国語力を知ると、愕然としますよね。
今日のテーマは、「声」
「声は力なり」「声は人なり」という言葉があります。
「受験対話」には、お子さんの「ことば」について
不安を抱いておられるお母さま方が、多数、訪ねてこられます。
お母さま方の不安とは、たとえば、「声が出ない」ということです。
話すというのは、音声表現ですから、声を出さないことには、始まりませんよね。
ところが、子どもたちは、この「声」が、なかなか出せないのです。
と言っても、もちろん、何がしかの声はでていますよ。
しかし、
1.ボソボソとつぶやくような声だったり、
2.くぐもった、不明瞭な声だったり、
3.蚊の鳴くような、小さな声であったり、
きちんと相手に伝えようという意志や力が感じられない「声」が多いのです。
これが、「声が出ていない」という状態です。
子どもたちは、日ごろ、意識して「声」を出す習慣がありませんし、
教室で、緊張したりすると、なおさら「声」が出なくなります。
そうかと思うと、一転割れるような大声を出す。
怒鳴るように、しゃべる子どもたちがいます。
自分の「声」のセーブやコントロールがきかないのですね。
「話す」基本は、相手にきちんと伝えることです。
伝わるように、話すことです。
それには、わかりやすく、聞きやすく、できれば、快く伝わるようにしたいものです。
そのためには、相手の聞きやすい声を出した方がいいわけです。
また、自分の意志を、相手に伝え、理解してもらいたい、
わかってもらいたい、と本気で思うとき、それが声に表れますよね。
つまり、「声」と「気持ち」は、表裏一体と言ってもいいのです。
子どもたちが、美しいと思い、すばらしいと感じたものを
他の人にも知ってもらいたいと思って話す。
すると、子どもたちの「心の中にある感動」が、声に表れます。
自分の気持ちを、相手に伝え、正確に理解してもらいたい、
わかってもらいたいと思うとき、「声」には力があるのです。
自分の声、わかりますか?
「受験対話」の『母親塾』では、
まず、お母さま方に、ご自身の「声さがし」をしてもらいます。
子どもたちは、周りにいる大人たちの「声」を聞いて、発声の仕方を学びます。
特に、お母さま方の「声」の出し方を真似します。
ですから、まず、お母さま方に、「自分の声さがし」をしてもらい、
お母さまの、本来もっている「声」を、ちゃんと出してもらいます。
すると、最初は、「自分の声がわからない」とおっしゃっていたお母さまが、
「やっと、これが、自分の声なのだなとわかりました」と、なります。
発声が、きちんと出来ている人の声は、楽に聞けます。
お母さまが、毎日、この発声で話していれば、
お子さんも、自然と、「楽に声が出せる」「疲れない」発声法が身につくのです
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