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日: 2009年12月11日

子どもは、大人の真似をします!

こんにちは。:razz:
小学校受験でおなじみの
受験対話総合研究所の平野伸明です。

今日は、大学生の授業がありました。
授業が終わると、いつものようにお茶会が始まりました。
お茶会では、参加者の一人がテーマを出し、みんなでおしゃべりするのです。
今日の出席者は、みな海外での生活経験がありました。
外国では、どのような一流大学に通っていようと、個人として傑出したところがない者には、
敬意どころか、存在自体を意識もしてくれないという、きびしい知的緊張感があります。
このような環境の中で生活していた学生たちですから、みな知的に冴えまくっています。

今日のお茶会では、参加者の女の子が、大学で学生に配られていたチラシを持ってきて、
このテーマで、みんなで話し合いたいと言いました。
チラシの内容を紹介します。

「傍若無人な行動に喝!・人としての最低限のマナーを守ろう!」
平穏な住宅街の路地を大声で話しながら歩く者、
禁煙の学生ラウンジで周囲の迷惑もお構いなしに煙草を吸う者、
公共の公園で小さな子どもや他の利用者を追いやって、我がもの顔で場所を占拠する者。
これらはすべて、大学に寄せられている、本学学生の行動に対しての苦情だ。
公共のルールを守れないとは、
学生である前に、人間として恥ずかしいことだ…」とありました。
つまり、「人の迷惑、そんなの関係ねぇ!」と考える大学生の現状が書かれていたのです。
このチラシの中身を読むと、この大学のブランドイメージと実際の学生の姿が
あまりに大きくずれていることがわかり驚きます。
学生ラウンジでのマナーの悪さから、大学側が、学生ラウンジを閉鎖したとありました。

偏差値70以上ある、有名大学で配られていたチラシですが、
お母さま方は、この事実をどのようにお考えになるでしょうか?
私は、学生たちが戸惑っているのではないかと思うのです。
彼らは、今まで、マナーというものを教わってきていないでしょう。
それをいきなり、「人の迷惑を考えてみろ!」と言われても、
そんなことを考えたことのない子どもたちには、
どうしたらよいのかが、わからないと思うのです。
だから彼らは、大人の真似をしているだけだと思うのです。
それが、子どもというものでしょう。

私にも、経験があります。
大学のすぐ隣に、一般の人が住むマンションがあるので、
大学側が、次のような看板を置いていましたが…

大学から学生への「ことば」
大学から学生への「ことば」

しかしこの場所が、午後11時頃でも、この様子でした。

午後11時でも大はしゃぎ!
午後11時でも大はしゃぎ!

この時は、さすがに私も、学生たちに話をしに行きました。
そのあとで、大学の警備員に、
「どうして、看板の内容を守らせないのか」「なぜ学生に注意しないのか」と問い詰めたのですが、
「大学側に報告しておきます」と言って、注意するのは我々の仕事ではない、という感じでした。
学生たちは、そんな大人たちの考え方を知っているのです。
つまり、大人は、自分たちを注意をしたり、叱ったりすることはないと見抜いているのです。
これは、電車の中でも同じですよね。
このような若者たちが、社会人になり、親になるわけです。:cry:
この話は、問題の根が深いので、今回は、ここまでにしておきましょう。

受験対話総合研究所で学ぶ大学生たち!

今日の学生たちの話し合いでは、
「日本では、仲間と一緒にいると楽しすぎて、ついつい個人が弱体化するのだろう。
もちろん、仲間との連帯意識があること自体は悪いことではない。
大学時代の生きがいでもある。
しかし問題は、『みんなで渡れば怖くない』といった、もたれ合いの精神が強すぎて、
個人としての緊張感がなくなり、ひよわな大学生ばかりが多くなっているのではないか」と、
外国で教育を受けた経験のある学生は、
日本の大学生たちの子どもっぽさに厳しい意見を持っていました。
その後、まだまだ話は続き、家庭教育の問題から、普天間問題へ、
そして、「日本代表の質」の問題まで話題は広がり、お茶会は盛り上がりました。

さて、お母さま方は、この問題をどのようにお考えになりますか?;-)

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