みなさん、こんにちは。
小学校受験でおなじみの「受験対話」総合研究所です。
引き続き、「年長さんクラス」での文章指導の授業風景を紹介します。
これは、ご家庭での「家庭教育」として、またご両親が書くことになる
「志望理由書」や「面接対策」の準備にもなります。
原稿用紙と辞書を机の上に置いておこう!
年長さんの文章修業で大切なのは、パソコンと原稿用紙と辞書を常に机の上に置いておくことです。
子どもたちも、原稿用紙が机の上に置いてあれば、おのずから何かを書いてみたくなるものです。
何も書くことがなかったら、大好きな本の一部を抜き出して、原稿用紙のマス目を埋めるのでもいい。
子どもたちが、ときどき言います。
「書くことがない」「書きたいと思わない」と。
大人だって、ありますよね。
そんなときは、こう言います。
「原稿用紙を友だちにしなさい」 そして、
「何も書くことがなかったら、自分の名前を書こう!」「おとうさん、おかあさんの名前を書こう!」
「おじいちゃん、おばあちゃんの名前を書こう!」「お世話になっている、お医者さんの名前を書こう!」
名前を書くと、「どういう願いの込められた名前なのか気になるよね」
「次に、その人に会ったときに、名前の話をしてもらおう。そしてその話を原稿用紙に書いて、
持ってきて、先生に教えてください」と。
また、好きな物語の好きな場面を書き写すのも、子どもたちは喜んでやります。
きっと、書く気が起こってきます!
年長さんも、原稿用紙と仲よくしていると、書く気が起こってくるのです。
長年、年長さんを見てきたので、間違いありません。
次に、辞書ですが、机の上に『大辞林』か『広辞苑』は置いておきましょう。
もちろん、今は使えませんが、まず置いてあることが大事なんです。
その他は、お父さんお母さんが、学生時代に使っていた辞書があれば最高です。
手垢にまみれて、腹の部分が黒ずみ、膨れ上がっている辞書を見ると、
子どもたちの脳裏に焼き付きます。
もちろん、わかっていますよ。
いまのお父さん、お母さんの多くが、学生時代に使っていたのは電子辞書だということを。
でも、使用してきた「辞書」を見せ、その「辞書」の話を子どもたちにしてあげると、
なぜか、子どもたちは、「ことば」に興味を持ち、文字を書きたくなるんです。