みなさん、こんにちは。
小学校受験でおなじみの「受験対話」総合研究所です。
引き続き、「年長さんクラス」での文章指導の授業風景を紹介します。
これは、ご家庭での「家庭教育」として、またご両親が書くことになる
「志望理由書」や「面接対策」の準備にもなります。
「書き写し」で文章力を身につける!
年長さんの「文章修業」講座での話です。
ランちゃんが、「書くことがない!」と言って、スランプになったことがありました。
ランちゃんが「書くことがない」というのは、「上手に書けない!」という意味なのです。
こんな時、どんな名文を読んでも、文章は上手になりません。
文章に関する名論卓説を聞いても、このスランプは抜け出せないのです。
文章を書くことが「手仕事」である以上、「手抜き」をしていては、上手になれるわけがありません。
ただ一つの道は、「書いて」「書いて」「書きまくる」だけなのです。

「書く」といっても基礎が固まっていなければ、上達など望めませんよね。
年長さんの文章クラスでは、文章力の基礎固めの一つとして、
わたしたちは名文と思われるものの書き写しを勧めてきました。
手本は、どの子の身近にも転がっています。
家庭にある本でいいのです。

本に目を通し、上手だと思ったら、すぐに拡大コピーする。
拡大コピーしたら、書き写します。
この時、必ず原稿用紙を用います。

「自由帳」などに書き写しても効果は上がりません。
「自由帳」ではどうしても、なぐり書きになります。
原稿用紙には、升目があるので、書き飛ばすわけにはいきません。
一字一字を丁寧に書くようになります。
「書いて」「書いて」「書き」まくれ!
がんばれ、年長さん!